岐阜の自然に触れよう
金華山トレッキング Mt. Kinkazan

金華山は市の中央に位置し、標高329m。
山頂には岐阜城がそびえ、戦国時代には歴史の表舞台にたびたび登場。
山頂には岐阜城の他・リス村・売店やレストランもあり、岐阜公園からは、金華山ロープウェーが通っています。
今なお自然が残る金華山は国有林・鳥獣保護区として保護されています。
山頂までの遊歩道が整備され手軽なハイキングコースとしても親しまれ毎日多くの人々がその自然を楽しんでいます。

今回歩いたのは、初心者～中級者向けコース Mt. Kinkazan Trekking

七曲り登山坂　▷　リス村　▷　岐阜城　▷　めい想の小径

出発地点 / 七曲り登山坂

岐阜公園内を抜け、金華山ドライブウェイの起点付近から始まるのが「七曲り登山道(大手道)」です。
金華山登山道では一番整備されている登山道で、
道幅も広く家族向けのコース。

岐阜公園の周辺には駐車場(有料)がたくさんあるので、車でも安心！

公園から離れた登山道入口は、家の裏庭を抜けるような形になっていてますが、しばらく進むと登山道らしい風景に変わります（最初のうちは少し強い登り）。
流石にファミリー向けだけあって、なだらかな山道が続き、木々の中をのんびり”散歩気分”で歩くことができます。
昔は、岐阜城への大手道として城に用事のある際に使われていました。七曲り登山道では、当時の山道のふちに積まれていた石が今も残っています。
信長や岐阜城を訪れたポルトガルの宣教師ルイス・フロイスもこの道を通ったと考えられていて、今も戦国時代の跡を感じることができます。また、ツブラジイやアラカシといった金華山の特徴的な森が広がり、さらに登るとヒノキの植林やアベマキの林など植物の移り変わりも楽しめます。

ひんやり涼しい～

七曲登山道も「3分の1」ほど過ぎたあたりまでは、心地よい登山ですが、残りはひたすら階段が続きます。
木々の緑の匂いを感じながら歩くと清々しい気分に！

ロープウェイのりば付近まで来ると、登山道も石段やコンクリートになって、山頂が近いことが分かります。

金華山リス村

岐阜城はまだ先ですが、小さいお子様にオススメのリス村を紹介します！人なつっこいリスたちにエサをあげて交流してみましょう。

リス村を後にし、後は岐阜城まで石段が続きます。
途中、門や案内板など立ち止まりスポットが幾つかあります。

岐阜城がハッキリ見える場所に着きました！
リス村で元気を使ってしまいましたが、
目的地は金華山です。ここまで来たらあと3分です！

岐阜城まであと少し！！

到着 / 岐阜城へ！ To GiFu-Castle

岐阜城へ！

岐阜城に到着。さっそく中に入ります。
中には、戦国時代、当時の鎧や刀など歴史を感じる展示物がたくさんあります。

お城の中へ！

天守閣からの眺め！岐阜の街を一望♪

国史跡岐阜城跡

岐阜城跡は、金華山（稲葉山）に築かれた山城で、稲葉山城、井ノ口城とも呼ばれていました。
戦国時代に美濃国を治めた斎藤氏の居城であるとともに、織田信長公が天下統一の拠点とした城としてもよく知られています。
岐阜城跡は岐阜市史跡（昭和32年指定）でしたが、近年の調査によりその歴史的価値が見直されるようになってきました。その成果を受けて国の文化審議会で審議が行われた結果、平成23年2月に国史跡に指定されました。

岐阜城の城域は分布調査や絵図・文献史料の検討の結果、現在の金華山国有林の範囲に相当することが分かりました。つまり戦国時代の城域が江戸時代には尾張藩、近代には宮内省の御料林へと受け継がれ、現在の国有林となっています。今回の指定は山麓の織田信長公居館跡を含めた金華山一帯で、面積は約209ヘクタールとなります。これまで岐阜城跡といえば山頂の天守閣だけが注目されがちでしたが、今回、山麓の居館跡や自然地形も含めて城として機能した山全体が指定対象となっています。